講談社 (2005/06/23)
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あんたらの光る酒を飲んでみたくなって…
感動っす!!
エンターブレイン (2005/08/31)
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すごい展開になってきました…
やっと4巻
角川書店 (2005/08/31)
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講談社 (1999/09)
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理性と狂気の境界を行くミステリー。面白いです!
面白いしこわい
魍魎の匣は数年前に買ったはずなのだけど、どこにも見あたらなくて再度購入。
SEED DESTINYの小説はいいなぁ。ネオの自嘲だったり、アウルの最後だったり。
220Pより〜アウルには、何が起こったか理解できなかった。
正面から凄い衝撃が機体を襲い、一瞬遅れて誘爆の炎が竜巻のようにコクピットを駆け抜ける。痛みが全身を殴りつけたあと、何も感じなくなった。
コクピットの裂け目から、青い青い海が見えた。
海──海が好きといったのは、あれは誰だったろう?
落ちていくアウルの目の前で、白いドレスがひるがえった。さっきからずっと 目の端をかすめてはとらえられなかったイメージに、やっと指先が届く。──ステラ。
機体が水面に叩きつけられ、渦を巻いて水がなだれ込んでくる。パイロットスーツの裂け目から入った水が、すでに感覚をなくした体を這い上がる。濁った視界が赤く染まり、すぐに真っ暗になった。
おバカのステラ。幸せなステラ。
どうしていままで思い出せなかったんだろう? あいつ、いたのに。ずっといっしょに、三人で戦ってたのに。
いなくなった。あいつも死んだんだ。いなくなるって、そういうこと。
アウルはちゃんとわかっていた。いまから自分も死ぬ。いなくなる。
かわいそうなステラ。あんなに死ぬのを怖がってたのに
かわいそうなスティング。あいつけっこうステラをかわいがってたのに。もうなにもおぼえてない。ステラがいなくなったことさえ知らない。……そうか。
ふとアウルはその事実に気づく。
ぼくのことも、忘れちまうのか、あいつ。
なにもかも忘れて、たった一人で。
戦って、戦って──死ぬまで……?
それが、なんだか少し、悲しかった。
機体は沈んでいく。暗く冷たい海の底に。誰一人悼む者もなく、自分はそこで眠るのだ。べつに、怖くない。
海なんてただの水だ。……なっ、ステラ?
(;つД`) 悲しすぎるよ。
ちなみにオクレ兄さんのカオスは、ムラサメのエース3機にちゃんとやられました。ステラ視点で地味に。
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